私がオフィスを銀座に移転して10年がたちました。
今月2回目の更新を迎え11年目に突入しました。
何で歯科医院の多い銀座で(380件ほどあります)と聞かれますが理由は2つです。
1)交通のアクセスが良い
2)本来銀座日本橋界隈はお江戸のころからの老舗のエリアです。
老舗は本道を歩んでいるということです。
私も歯科医として常に本道を歩んでいたいからです。
今風のインプラントと予防で経営を成り立たせて歯科医院ではありません。
歯科の様様な治療を受け不具合を抱えた患者さんの治療がほとんどです。
先日来院された患者さんは全ての歯にセラミックの被せものが入っていました。
色々な症状を主訴として訴えられました。
全てを整えるために、全身の問題を解決しながら歯科的な問題も解決し、最終的に被せもの総とっかえです!
患者さんの心情を考えるとうんざりします。
こんな状況の患者さんが多数います。
何故このような状況になるのか?
多くの歯科医は歯と歯肉しか見ていません。
医科と歯科に分かれているからです!
でも体全体の中では医科も歯科も関係ありません!
その患者さんの体は一つだけですから。
胃の具合が悪くて医科に行った場合、いきなり胃をオペすることはあり得ません。
ところが歯の具合が悪くて歯科に行くといきなり歯を削り始めます。
歯ですから虫歯の概念しかないからです!
ここでほとんど最初の出発点が違ってきます。
最初の診断が異なってきます。
診断というのは目で見るだけでなく、医者の知識と知能と五感を駆使して頭で考えるということです!
目で見えるものは誰にも見えます。
目に見えないものを診るのが大切だと思います!