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根本治療と噛みしめ

虫歯、歯周病が歯科の治療の大部分ですが、歯科の予防が進みハブラシ、歯科医院でのクリーニングが声高に広まりました。

でも技工士さんの話しを聞くと詰め物、かぶせ物で仕事はかなり忙しいと言っています。

予防が進めば虫歯も歯周病も減るはずです!

何故か?私はこの単純な構図が変としか思えないのです。

1000人程の歯科医は虫歯・歯周病の原因は3割が細菌、7割は力の問題と理解しています。

全歯科医の1パーセントですが、私もそう考えています。

7割の「原因」を排除しなければ口腔内の健康は保てないと考えます。

歯科医院に来られる患者さん全員が噛み締めています。

その患者さんのほとんどが首こり、肩こり、緊張型頭痛、腰痛、身体の冷え、体調不良、不眠等の不具合を必ず持っています。

逆に言えば、不具合があるから噛み締めています。

そして噛み締めは、持続的に歯、歯周組織、顎関節、咀嚼筋、表情筋に200kgの力を加え続けます。

例えば、結核は一昔前は大変な病でした。専門医も必要でした。
でも原因が解明され、治療法が確立され現代では殆ど聞かれなくなりました。

虫歯、歯周病私が歯科医になった時から30数年経ちましたが何も変わっていません。

患者さんの素朴な質問です。

歯科医に指導されたように一生懸命ブラッシングして、定期的に予防してでも又虫歯と?何で?