人間も犬・猫たちと同じように哺乳類に属していますが、彼らと異なるのは四足歩行から二足歩行に進化したことです。
その結果として、ボーリングの重さほどの頭を支えなければならなくなりました。
また、現代社会は便利になったおかげで昔ほど身体を動かすことが生活の中で少なくなって来ました。
例えば、畳の上で正座ではなく椅子を中心にした座る動作や、和式トイレが洋式トイレに変わることにより「しゃがむ」動作などです。
本来なら必然的に使われた筋肉が使われなくなり、代償として他の身体の筋肉を逆に緊張させて頭を支えなければならなくなりました。
その結果として発生するのが、歯科的には「くいしばり」です!
では「正しい姿勢とは?」と言っても、今までの生活習慣の結果ですから簡単ではありません。
治療者側が「正しい姿勢」か?
患者さんの姿勢に問題があるのか理解できなければ正しい方向に導くのはかなり難です。
くいしばりを解放して行くために姿勢を正す事は必須になります。