噛み締め症候群を解決するには

どの様に噛み締め症候群を解決するのか?

ゴールは「正しい姿勢に戻すこと」です。

現時点での姿勢と正しい姿勢の間に何処でズレを起こしているのか?

ほとんどが、
・頭の位置と首の関係
・腰の前傾、後傾と左右的な位置関係
・足首の角度、動き足裏全体で体幹を支えているか
になります。

口腔周囲には脳神経がかなり分布していて、なおかつ咀嚼筋群はかなり緊張しています。
よって、この咀嚼筋群をストレッチしながら伸ばしていきます。

この時、咀嚼筋群の筋緊張を解いていくと、放っておくと筋緊張が増してきます。
それを支えていくためとその結果として、首の可動域を少しずつ広げていくために井出式プレートを(時として)使用します。

頭蓋、頸部、顎口腔系の筋緊張を解きながら、徐々に正しい頭の位置に自然に戻していきます。

また、ボーリングの重み程の頭を支えるのは下半身ですから、足首を整え、腰を支えている筋緊張を運動療法をしながら、また超音波振動器を利用しながら深部筋を緩め整えていきます。

ですから当院では運動療法が必須になります。
従来使っていなかった筋肉を鍛えて、筋緊張は解きながら身体全体で正しく頭の位置を支える事が出来るように頑張っていきます。

歪んだ家、ビルがあったと仮定します。
当然、床も壁も歪んでいます。
これを直すには、まず建物全体の歪みを直して、その後に床や壁を直す必要があります。

人間の身体も同じです。
歪んだ身体をまずは整え、その後必要があれば上下の歯の関係を整えます。