歯が食べ物を噛み切ったりすりつぶすため、食事の時には咀嚼筋が働きます。
硬い食べ物を噛み砕く時に働く咬筋は、歯をくいしばった時に硬くなる筋肉です。
こめかみ部には下顎を閉じ、顎を後方に引く時に働く側頭筋があります。
緊張型頭痛と言われる頭痛の時に痛みを感じる辺りです。
咬筋、側頭筋と共同で働く内側翼突筋は、食べる際に噛みちぎるために下顎を前に突き出す小さな外側翼突筋が主な筋肉です。
大きく口を開いて食べ物を捕える時に働き、また飲み込む時に重要な舌骨(ぜっこつ)があります。
舌骨は下顎と咽頭部の間に存在するU字型をした骨です。
他の骨と関節がなく身体の中で唯一独立したユニークな骨です。
舌骨周囲の筋肉は頭蓋骨、肩関節、胸骨と鎖骨が作る胸鎖関節、下顎に主に付着しています。
頭の位置、首の関係にかなり関与しています。
咀嚼は歯だけではありません。
いろいろな筋肉が収縮したり伸展して機能しています。
頭の正しい位置、首周り、顎周りの筋肉の緊張を解決しないと、正しい機能は獲得出来ません。