歯科衛生士である私が、原因不明の歯の痛みに悩み井出先生のクリニックを受診するきっかけをくれたのは、友人でした。

昨年末、久しぶりに会った友人のAさんが、明るくいきいきとしていたので驚きました。

コロナ禍で会えなかった間、膝を痛めた話などを電話で聞いていたので、不思議に思いました。

とても元気そうだけど？と尋ねた私に、

「歯医者さんにいったの」と笑顔で答えるAさん。

歯医者さん？？？

「噛み合わせを診てくれる歯医者さんなんだけれど」と、

そこからは、井出先生の治療の話で盛り上がりました。

ストレッチを教わってそれを実行していることなどは、

興味深いけれど、その時は不思議に感じる内容でした。

ですが、

ちょうどその時、長引く歯の痛みに悩んでいた私は、Aさんの話に飛び付きました。

息子さんが顎関節症の治療を井出先生のクリニックで受けていた話からも信頼できる先生と感じました。

初めて井出先生にお目にかかった時、

「久しぶりに会ったAさんがひかり輝いていたので…」とお話すると、

破顔一笑された先生。

「そうでしょう？みんな、明るくなっちゃうんです」と仰りながら。

歯の症状や全身の悩みが解消することで、メンタルの面まで変わってくることをよくご存知のお言葉だったのだと思います。

〜「不眠症」が改善されてきた！〜

最初に、夜間の咬みしめを治すためのマウスピースを作っていただきました。

私は、寝付きが悪い、夜間に目が覚めるとその後眠れないといった「睡眠の問題」を長い間かかえていました。

歯科衛生士ですので、咬みしめがあることも自覚しており、他院で作ったマウスピースも使用していました。

そして、枕や寝具についても探しあぐねて、枕難民の状態でした。

その日、井出先生に「枕は使った方がいいですか？」とお尋ねすると、

「枕がないと頭が安定しないので使った方がいいですよ」という明快なお答え。

帰りに枕専門店に寄り、頭や首の状態に合った枕を選んでもらい帰宅しました。

その夜、マウスピースをはめて、新しい枕に頭をあずけた瞬間、これまでになかった「安心感」に包まれました。

「これなら眠れそう」そんな気持ちが湧いてきました。

それをきっかけに、生活のリズムを整えたり、運動をして日中の活動量を増やしていったことで寝付きが良くなり、「睡眠の問題」を自分でコントロールしていけると感じるようになりました。

睡眠についての専門的な事はわかりませんが、マウスピースを作っていただいたことで「噛み締め」がよくなるはず、

枕を使うことで安心して眠れるはずといった

「信頼できる材料」が揃ったことで

私が長年積み上げてきた「私は不眠症」という思い込みが崩れてきたのだと感じています。

このことは、予想もしていなかったうれしいことでした。

〜気が付いたら「歯の痛み」も良くなっていた〜

通い初めて３ヶ月程で、痛くて食事ができなかった状態が軽減して来ました。

辛かった「歯が痛くて噛めない」ということはなくなってきました。

一進一退はあるのですが、それは「噛み合わせの状態が変化しつつある」とのことで、不安はなく完治する日を待つばかりです。

同時に、膝の故障があり無理をすると痛んでいた左膝の痛みが消えていました。

 

〜膝の痛みが歯科で治る？〜

井出先生がいつも仰ることが、全身はバーツごとの治療では治らないというようなお話です。

膝の痛みがひどかった時、

先生が教えてくださったのは、正しい足の運び方、体の使い方、ストレッチの方法などでした。

そして、「もう少し待って、必ず良くなるから」と仰いました。

その通り、ストレッチをして、足の使い方を直していきましたら、程なく膝の痛みが良くなっていきました。

歯科衛生士をしてきた私は、先生のお話を伺うたびに、患者さんのお口の中ばかり診てきたことを反省することしきりです。

井出先生がなさっている全身を見る診療は、学術的、論理的に完璧に理解することは難しいのですが、

よく考えてみれば、

ひとの体をひとつのものとして全身を観察することの重要性は、誰にでも理解できますよね。

どこかの歪みを矯正すると、その歪みがまた別のところに出できてしまう。

そのようなことなのかな？とまだ理解の浅い私はそのように考えています。

歯科医療に携わってきた者として、今回の井出先生との出合いは、私にたくさんの示唆を与えてくれました。

この出合いに感謝するとともに、

長く続いている原因不明の歯の痛みや、体の痛みなどをお持ちの方が

ドクターショッピングをされる前に、

井出先生にアクセスできますようにと願うばかりです。